北海道の災害時・故障時 安全確認マニュアル
停電・地震・大雪・落雪・火災などのあと、給湯器やエコキュートをどう確認すればよいか迷いやすいものです。このページは、北海道で起こりやすい災害・故障のシーンごとに、まず何を確認し、何を避けるべきかを整理した中立の情報です。凍結そのものの予防や日常の安全については、別ページとあわせてご確認ください。
災害や故障のあとは、まず安全確認を優先し、無理な復旧操作を繰り返さないことが基本です。焦げ臭い・煙・大量の水漏れ・漏電・火災後・地震後の水漏れなどがあるときは、使用を中止し、メーカー・管理会社・専門業者へ確認してください。機種や設置状況によって対応は異なります。
ご注意:本ページは一般的な確認ポイントの整理です。火気であぶる・熱湯をかける・分解する・危険な屋外での高所作業などは行わないでください。現地の状況によって確認が必要な場合があり、最終的な判断は現地調査やメーカー診断によって異なります。判断に迷う場合は無理に操作せずご相談ください。
最終確認日:2026年7月/主要メーカーの公式情報・取扱説明書、および公的機関の一般的な注意喚起をもとに整理しています。型番・年式・設置状況により内容が異なる場合があります。
次の症状があるときは、安全確認を最優先してください
下記のような症状があるときは、原因を探す前に使用を中止し、無理な復旧操作を繰り返さないでください。
- 焦げ臭い・煙が出ている/機器やコンセントから異臭がする
- 大量の水漏れがある/床が水びたしになっている
- ブレーカー(漏電遮断器)が繰り返し落ちるなど、漏電のおそれがある
- 火災のあとで、機器や配線が水をかぶった・熱を受けた可能性がある
- 地震のあとに、本体の傾き・配管のズレ・水漏れがある
- ガス臭がする(石油・ガス機器)
このようなときは、火気を使わず換気し、ガス機器はガス会社、電気機器は電力会社・専門業者、集合住宅は管理会社へ連絡してください。火気であぶる・熱湯をかける・分解する・危険な屋外作業は行わないでください。
災害シーン別の目次
気になるシーンから確認できます。いずれの場合も、上の「安全確認を最優先」に当てはまる症状があるときは、そちらを優先してください。
停電が復旧した後(リモコン時刻・沸き上げ設定・無理な再起動を避ける)
北海道では大雪や暴風で停電が起きることがあります。復旧後は、いきなり通常運転に戻そうとせず、まず異常がないかを確認してから使用を再開します。
- 本体まわりに焦げ臭い・煙・大量の水漏れなどの異常がないか
- ブレーカー・漏電遮断器が落ちていないか(戻してもすぐ落ちるときは使用中止)
- リモコンの時刻や沸き上げ設定が初期化されていないか(停電で設定が戻る機種があります)
- リモコンにエラー表示が出ていないか(出ている場合は番号を控える)
- 停電中に氷点下が続いた場合、配管の凍結の様子もあわせて確認する
同じエラーが繰り返し出るのに、電源の入切やリセットを何度も繰り返すことは避けてください。復旧しないときは無理に再起動を続けず、表示を控えてメーカーや専門業者へ確認します。エコキュートの沸き上げは、通電後に自動で再開する機種が一般的です。
地震の後(傾き・配管ズレ・給排気筒・ガス臭は使用中止)
地震のあとは、見た目に問題がなくても本体の固定や配管がずれていることがあります。使用を再開する前に、周囲の状態を確認します。
- 本体やタンクが傾いていないか・転倒していないか、固定金具が外れていないか
- 配管の接続部がずれていないか、水漏れがないか
- 石油・ガス機器では給排気筒(排気トップ)がずれたり外れたりしていないか
- リモコンにエラー表示が出ていないか(出ている場合は番号を控える)
ガス臭がするときは使用を中止し、火気を使わず換気して、ガス会社や専門業者へ確認してください。地震後に水漏れがあるときも使用を止め、必要に応じて止水栓を閉めます。給排気筒のずれは不完全燃焼につながる可能性があるため、自己判断で戻さず確認を受けてください。現地状況により確認が必要です。
落雪・落氷による破損
屋根からの落雪やつらら(落氷)が、屋外の給湯器本体・配管・給排気口を直撃して破損させることがあります。北海道では冬から春先にかけて起こりやすいトラブルです。
- 本体カバーの割れ・へこみ、配管や保温材の損傷がないか
- 給排気口が雪や氷でふさがれていないか、破損していないか
- 破損部分から水漏れ・油漏れがないか
- リモコンにエラー表示が出ていないか(出ている場合は番号を控える)
本体や配管に破損が疑われるときは、無理に運転を続けないでください。給排気口の雪や氷を、棒などを差し込んで無理に取り除くことは避けます。屋根やはしごの上での除雪・除氷は落下や落雪の危険な屋外作業にあたるため、無理に行わないでください。破損の状況は現地確認が必要です。
屋内設置エコキュートの漏水 → 漏電に注意
寒冷地では、貯湯タンクや配管を屋内(浴室脇・洗面室・玄関収納など)に設置している住宅もあります。屋内で漏水が起きると、床材の被害だけでなく、電気配線への浸水による漏電にも注意が必要です。
- タンクや配管の接続部、逃し弁まわりからの水漏れがないか
- 床や周囲がどの程度濡れているか、コンセントや配線に水がかかっていないか
- 漏電遮断器(ブレーカー)が落ちていないか
- 集合住宅の場合は階下への漏水がないか(早めに管理会社へ)
水が電気配線やコンセントにかかっている、またはブレーカーが繰り返し落ちるときは、感電のおそれがあります。濡れた手で機器やスイッチに触れないようにし、無理な操作をせず、必要に応じて安全な場所のブレーカーを切り、止水栓を閉めてから専門業者へ確認してください。集合住宅では管理会社への連絡も早めに行うと安心です。
火災の後(感電注意・通電前の確認)
火災やボヤのあとは、機器や配線が熱・水・煙の影響を受けている可能性があります。見た目に無事でも、内部が損傷していることがあります。
消火の水をかぶった機器や配線は、通電すると感電・再出火のおそれがあります。通電やお湯の使用の再開は自己判断せず、消防や専門業者、電力会社の確認を受けてから判断してください。まず安全確認を優先し、無理な復旧操作は行わないでください。
- 機器・配線・コンセントに焦げ・変形・溶けた跡がないか(触れずに目視)
- ブレーカーはむやみに入れ直さず、確認を受けてから通電を判断する
- 被害状況は写真に残しておくと、後の相談や確認に役立ちます
石油給湯器の故障(給排気・灯油・異臭や煙は使用中止)
北海道では石油(灯油)給湯器も多く使われています。燃焼を伴うため、給排気や灯油まわりの異常には特に注意が必要です。
- 灯油の残量があるか(タンクの目盛り)、燃料の供給が止まっていないか
- 給排気口が雪・氷・落ち葉などでふさがれていないか
- 電源・ブレーカーが入っているか、止水栓が開いているか
- リモコンにエラー表示が出ていないか(出ている場合は番号を控える)
強い油のにおい・異臭・煙が出るときは、使用を中止してください。給排気のふさがりや燃焼系の不具合などの可能性があります。安全装置が働いてのエラーは、リセットを繰り返さず、再発するときは点検が必要です。火気であぶる・分解するなどの対応は避け、状況が分からないときは無理に操作せず、メーカーや専門業者へご確認ください。
暖房ボイラーの停止(不凍液・循環・エラー)
北海道の温水暖房(パネルヒーター・床暖房など)を支える暖房ボイラーが止まると、寒さに直結します。安全に確認できる範囲を確認し、復旧しないときは無理をせず相談してください。
- 電源・ブレーカーが入っているか、灯油式は灯油残量があるか
- リモコンにエラー表示が出ていないか(出ている場合は番号を控える)
- 暖まりが弱いときは、不凍液の不足・エア噛み・循環ポンプの不調などの可能性がある(点検が必要)
- 配管の凍結が原因のこともある(凍結の様子もあわせて確認)
不凍液・循環系の不調は目視だけでは判断が難しいため、リセットを何度も繰り返さず、再発するエラーは点検を受けてください。不凍液の補充や配管の作業は機種で方法が異なり、自己判断が難しい部分です。異臭や煙、燃焼まわりの異常があるときは使用を中止し、専門業者へご確認ください。現地状況により確認が必要です。
共通でやってはいけないこと
どの災害シーンでも、次の対応はかえって被害を広げたり事故につながったりする可能性があります。
- 火気であぶる:凍結や結露を溶かそうと火であぶることは、火災・部品の損傷につながる可能性があります。
- 熱湯をかける:急な温度差で配管や部品が割れることがあります。解かすときはぬるま湯を段階的に。
- 分解する:内部を自分で分解・修理すると、感電・ガス漏れ・故障の危険があります。
- 危険な屋外作業:屋根・はしごの上での除雪や高所作業は、落下・落雪の危険があります。無理に行わないでください。
- 無理な再起動の繰り返し:同じエラーが続くのに電源入切・リセットを繰り返すことは避けてください。
- 濡れた手での操作:漏水時に濡れた手で機器やスイッチに触れると感電のおそれがあります。
ご注意:異常があるときは、ガス機器はガス会社、電気機器は電力会社・専門業者、集合住宅は管理会社へ確認してください。判断に迷う場合は無理に操作せずご相談ください。写真があると状況を判断しやすくなりますが、なくても相談できます。
保険・補助金の確認について
災害や事故で機器や住宅に被害が出た場合、契約している火災保険などで確認する価値がある場合があります。ただし補償の可否は契約内容によって異なり、最終判断は保険会社です。まず安全確認を優先し、落ち着いてから確認してください。
- 補償の対象になるかは契約内容によって異なります。約款や保険会社の案内で確認する価値があります。
- 被害の状況は写真があると判断しやすくなりますが、なくても相談はできます。
- 凍結・故障・災害のどれに当たるかで扱いが変わることがあり、最終的な判断は保険会社の確認によります。
ご注意:「保険で必ず直る」「自己負担ゼロになる」といった断定はできません。補償の可否・範囲は契約内容と保険会社の判断によって異なります。詳細はご契約の保険会社・代理店にご確認ください。
情報の出典・確認状況
本ページは、機器の操作にかかわる部分は主要メーカーの公式情報・取扱説明書を、災害時の一般的な注意は公的機関の情報をもとに整理しています。個別の型番・契約・自治体の詳細は、必ず公式情報でご確認ください。確認状況を正直に併記します。
- 確認済 機器メーカーの取扱説明書・公式サポート(機種別の操作・エラー対応の基本) 各メーカーの公式サイト・取扱説明書に基づく一般的な考え方です。型番により手順が異なるため、お手持ちの取扱説明書の指示を優先してください。
- 確認済 災害時・停電時の一般的な安全確認の考え方 「異常時は使用を中止し専門業者へ」「無理な復旧操作を繰り返さない」といった基本方針は、公的機関・メーカーの一般的な注意喚起と共通する考え方に沿って整理しています。
- 要確認 火災保険・地震保険での補償可否 補償の対象・範囲は契約内容によって異なり、最終判断は保険会社です。個別の可否は本ページでは断定せず、ご契約の保険会社・代理店での確認をおすすめします。
- 要確認 各自治体・補助制度の適用 災害・故障に伴う支援や補助の有無・条件は自治体や制度により異なります。最新の要項は各公式窓口でご確認ください。本ページでは個別の適用可否を断定していません。
未確認の項目は「要確認」と表示しています。推測で断定した情報は掲載していません。個別の判断は、公式情報・現地確認・メーカー診断・保険会社の確認によって異なります。
迷ったときは、AIに無料で相談できます
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